なぜヨーガとQHHTなのか

なぜヨーガとQHHTなのか?

技法としてはヨーガとQHHTまるで“別物”と思われるでしょう

ところが…実はヨーガとQHHTには大きな共通点があるんです。

古代からヨーガには沢山の聖典(教え)が伝承されています。

その中に

真我(アートマン)”と“宇宙の根源(ブラフマン)”は梵我一如(同一)

それを結びつけるのがヨーガ(行法)と説かれています。

日本語では真我を小我、宇宙根源を大我と訳されているものもあります。

QHHTをシステム化した故ドロレス・キャノン氏は長年のセッションの経験と研究において

小さな私(顕在意識”と“大いなる私(あえて潜在意識という)”があることを知りました。


そうなんです。

ヨーガと言う技法(体操、呼吸法、瞑想)で目指し辿り着くものと

QHHTで出会うことのできる大いなる存在とは『同一』なのです。


一見、まるで違った技法ではありますが、辿り着くところは一緒だということです。

そして、もう一つの大きな共通点は“輪廻転生”です。

昔、テレビで「あなたの前世は○○でした」という番組が放映されたほどなので、

日本人にとって輪廻転生は受け入れやすい概念なんです。

ところが、世界的にみると輪廻転生には否定的なところもあり、

故ドロレス・キャノン氏は宗教的に受け入れられなくてとても苦労したと話しています。

ヨーガでは、輪廻転生に基づき、肉体は乗り物と説いています(人間馬車説)。

QHHTでは、過去生からの引継ぎが存在し、肉体は過去からの記憶と魂の宿るものと捉えていると言っていいでしょう。

要するに、どちらも輪廻転生を繰り返し、その人生において学びがあり、

前世からのカルマの解消や今世の目的達成のために肉体が必要だということだと私は理解しています。

そして、どちらも“肉体に生じる不調は内側からのメッセージ”ということです。


ヨーガでは、肉体に起きている小さな変化に気付くこと。

その不調がどんなタイミングで起きているのかを認識するように内観や瞑想があります。


私の経験をひとつシェアしますと…

数年前までの私は箒を使って掃き掃除をすると直ぐに腰痛が出ました。

狭いベランダを掃くだけで最後まで終わるのが困難なくらいの痛みがありました。

痛みの部分だけにフォーカスした時には、子育て中にギックリ腰の経験があったところまでしか辿り着けませんでした。

体の使い方で腰に負担が掛かるのではないかと色々と試行錯誤しましたが、

同じような動作をしても痛みは出ないのに、なぜか箒で掃き掃除の時だけ、

言いようのない腰痛が出ることが分かってきました。


別の機会に母親との関係にフォーカスした時、子供の頃に掃き掃除のことで母親に怒られたことを思い出しました。

私自身も「まさか…」と半信半疑だったのですが、

「母親は認めてくれなかったけど頑張ったよね。」と自分の中にある当時の私に寄り添ってみると、

なんと痛みが出なくなったのです。(心理学でも過去のトラウマから肉体に症状が出ることがある

ことは証明されていると後から知りました)

過去の辛い経験を肉体に痛みという形で記憶されているということです。


ヨーガの学びでは、どちらかというと肉体に起きている症状については現世に限定的かもしれません。

QHHTでも現世については同様で、肉体を通して内側から小さなメッセージが送られるが、

それを無視し続けると、やがて大きな不調となって肉体に顕在化し病気となっていきます。

更に過去生からの記憶が肉体に残る場合や課題の一部として現世に顕れることが

長年の研究によって明らかになりました。

そしてどちらも、心の不調和と誤認知が改善すれば肉体の不調和も改善するということで一致していますし、

本来は自分の肉体は自分の思うままに調整できセルフヒーリングも可能なのだということを

思い出すだけなのかもしれません。


違いは何?

ヨーガでは『今ここ』に意識することで、本当の私を知ることになります。

肉体と心は相関関係にあるので、心の中にある葛藤、不安や恐怖、誤認知、自己との不一致や

不具合が体調に変化を起こすと考えます。

なので、本当の自分と向き合うために、肉体としっかりと向き合います。

肉体の感覚を自覚できるようになると、もっと繊細な心の動き、

感情が受け取れるようになって、心の微細な動きを俯瞰、客観視力を繰り返し鍛錬していきます。

QHHTでは、自分の成長段階や理解度により『今の自分に必要な情報や答え』が瞬時に分かりヒーリングも起きます。

時空を超越した存在である“大きな私”は全てを知っていて何でもできる存在なのです。

自分の内側から(或いは高次の存在から)溢れ出てくる言葉には、納得感しかありません。

一見、内側と外側からかと方向性が逆のように感じますが、

辿り着く先は「全ては一つ」なのでバランスという視点から

どちらが優れているとかではなく、自分に合った選択肢があるといいですよね。

アプローチの方法が変わることで、迷路から抜け出し、

その人にとってより良い人生が送れるようになるサポートができたらと考え、

ヨーガとQHHTの二つの方法を取り入れることにしたのです。